街の中心部からほどよい距離をおく東千田公園近くのコーヒーロースター&スタンドAKAM COFFEE WORKS(アーカムコーヒーワークス)。コーヒーに惚れ込んだ店主の松本敦司はコーヒーの道に専念するため、それまで携わっていた仕事を辞め、コーヒーの抽出、焙煎方法まで勉強して去年の5月にAKAM COFFEE WORKSをオープン。

店内に入ってすぐ目に飛び込むのはコーヒーの焙煎機。鮮やかな黄色と銀色が美しく、存在感を醸しながら自家焙煎へのこだわりを物語る。白と黒を基調としたシンプルデザイン店内で焙煎機のビビッドな黄色や入り口にさりげなく飾られた観葉植物モンステラのフレッシュな緑色がよく映える。

奥に進むとしっかりしたカウンターの裏で迎えてくれるのは藍色のエスプレッソマシン。ここのラテはどんな味がするのかな?とわくわくしながらラテを注文。バリスタ松本は一見シャイに見えるが、コーヒーについて聞いてみるとフレンドリーで焙煎の好みや、豆を美味しくいただくタイミングなどコーヒーについて熱く語ってくれて、ラテへの期待が更に高まる。手際よく仕上がったラテはマグカップではなくフランスのカフェラテボウルに似ている白い器に注がれて、エスプレッソとミルクのコントラストだけではなく、器の白とカウンターの黒、トレイとスプーンの暖かみのある木材など全ての色合いが調和されて主役のコーヒーを美しく見せる。

一口飲むとまずは深煎りエスプレッソの華やかな香りと奥深い味が広がって、あとからミルクがその強さを優しく包み込み穏やかフィニッシュに。ここのラテはエスプレッソ多め派、自分のコーヒーへの自信の証だ。松本はコーヒーを熟知してるというよりは、まるで長年の友人のようにコーヒーとの信頼関係を築いてる。豆の性格、長所と短所、クセなどを理解してその豆の良さを最大に引き出して活かす。

広島コーヒーシーンのニューフェイスとはいえ、すでに存在感を発揮して自分の居場所を見つけたAKAM COFFEE WORKS。定期的に手焼きコーヒー焙煎ワークショップ(初級から上級)を開催し、イベント出店や出張コーヒーなど幅広く活躍。ホームページでは自家焙煎コーヒー豆を丁寧にプロフィールして販売もやっていて、お店でバリスタの情熱を形にした一杯を味わうのもよし、おうちでゆっくり楽しんでもよし。営業スケジュールやイベント情報は公式インスタグラムをチェック。

AKAM COFFEE WORKS(アーカムコーヒーワークス)

住所:広島市中区国泰寺1-9-7

営業時間:11:00~20:30 (L.O. 20:00)

定休日:日曜日

Tel: 082-258-5547

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