広島のカルチャーの底上げをしているキーパーソン。
そして私のバロメーターでもある。
私が制作したイベントに彼の姿があったならそれは成功だったのだと思う。
何故なら彼は、誰もが知り得るシーンではなく、所謂センスのいいアンダーグラウンドカルチャーの現場には必ずいる守護神だからだ。
面白いと思われる現場には積極的に出掛けるが、仲良しこよしが好きな訳ではない。
現在シルクスクリーン作家としても活動している彼は自分を「アーティスト」ではないと言う。
「アーティスト」とは自分の作品だけで生活をしている人の事を呼ぶのだと。
自称アーティストやイベントオーガナイザーが増えている昨今、こんな彼の発言は逆に気持ちがいい。
彼は自分にも他人にも厳しいのだ。
熱量が高く飽き性な所もあるが、だからこそ人がいれない多くの情報を自分の中に入れ常に自分を更新する。
国内外問わず多くのアートやカルチャーに触れて影響を受け、今まで数多くのエッヂの効いた音楽やイベントを作っており、そのビジュアル面も担当してきた。
意識は常に高い所にある為、デザインでもイベントでも、彼が提案するものはワクワクする。
広島で面白いものが見たい!知りたい!方は、ぜひ彼の動向をチェックするといい。
そしてそこで彼のデザインにも触れて楽しんでほしい。
それはいつも面白く、新しい世界に出会わせてくれる。
ここもチェック![村屋]
今回3箇所の取材に行ったのだが、まるで点と点を繋ぐようなキーワードがあった。
全員が口にした言葉、それは「村屋」。村屋とは京都にある一軒の飲み屋。
ただの飲み屋ではなく若手の前衛的なアーティストやミュージシャンが通う基地みたいな場所だった。
今回の人々がそれぞれ別でこの村屋に通い様々な体験をしている。気になる方は是非一度行ってみるといいかもしれない。
日本のカウンターカルチャーのパワースポットのような気がしている。
広島の“Counterculture” Vol.1 ~絶滅危惧種~ | 広島の“Counterculture” Vol.2 ~nuttsponchon~