「いのこ、いのこ、いのこもちついて、繁盛せい、繁盛せい・・・」
今年も「大イノコ祭り」が袋町公園で開催される。

広島の秋のお祭りといえば?

そう問われて、「大イノコ祭り」を思い浮かべる地元の人はどれぐらいいるだろう。

広島生まれの筆者にも馴染み深いものであるべきなのだろうが、田舎育ちだからなのか、このお祭りの由来をあまり知らない。

無病息災、商売繁盛、子孫繁栄(猪が多産ということから)を願って、本通りから袋町公園までを和太鼓の音を響かせながら、子どもたちが亥の子石をつきながら練り歩くお祭り。

広島を中心に、中四国地方の一部に残る歴史ある行事。

袋町公園では、長さ13メートルの竹88本で空中に吊り上げられる大石は圧巻。

両日の夜に行われる「振る舞い」の餅まきや、「大石揺らし」「綱切」の流れで大イノコ祭りを締めくくる。

また、竹とんぼ・竹笛など昔ながらの竹のおもちゃ作りや焚き火もあるので、竹串をつくってマシュマロを焼いて食べてみてはいかがでしょう?

もちろん、お祭りには欠かせない露天も出るようなので、旬の食材を使った料理や、ここでしか食べられない定番イノコうどん、名物イノコやき、猪肉料理などなど、大イノコ祭りにちなんだ料理がたくさん。

今週末はお天気も晴れ模様なので、大石が吊り上げられる様子もバッチリ見ることができそうですね。

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