たまらなく和菓子が食べたい時がある。街を歩けばパンケーキとやらチーズタルトとやら、甘ったるい洋菓子だらけだ。だからこそ和菓子の素朴な甘さが恋しくなる。そんなある日、街で何回か見かけたことある小さな和菓子屋さん「茶房つるや」を思い出した。移動中にチラッとショーケースを覗いては去る、今までなぜか入ったことなかった。だが思い立った日が吉日ということで急ぎ足で袋町へ。 呉市にある明治2年創業の老舗和菓子屋「鶴屋安芸」が経営する「茶房つるや」。お店がまるでモダン茶屋。店頭のショーケースには揚げたてかりんとう饅頭や最中など伝統的な和菓子がずらりと並んである。その奥には明るいカフェスペースが待っている。席に着くとすぐに温かいお茶がかわいい湯呑みで出された。おしるこや手作りわらび餅、カキ氷にパフェとカフェメニューがかなり充実。こりゃ悩むぞ。どれも私の突発的な和菓子欲を満たしてくれそうだけど、迷った時こそ!ド定番のメニューを!とみたらし団子のパフェにあずきラテをチョイス。 和菓子の定番であるお団子は歯ごたえが命。お店によってやんわり派やしっかり派と異なるけど、茶房つるやの団子はザ・しっかり派。しっかりといいながらも弾力もあるその噛み応えがクセになる。バランスがとれた甘じょっぱいみたらしのタレが濃いミルク味のソフトクリームを引き立ててスプーンが止まらない。そしてみたらし団子のとなりの餡子よ!ちょっと熱く語っていいですか?まず見てよ、この美しいあずき色!手作り餡子の象徴ともいうべく、この紫に近いお色とツヤ!ガナッシュのようになめらかさと角のないやわらかい甘さ。これよ、体が欲しかったのは! 添えられたカリッとした最中の皮にソフトクリームと餡子を乗せて食べてもよし、そのままでもよし!食べ進むと下に敷き詰めた割れた最中の皮がサクサクのまま出てきて、その斬新な使い方に感動。あずきラテも忘れてはならない。あずきを主張すぎず、ほどよいクリーミーな甘みのラテに香ばしいきな粉がやさしく香るなんとも和むこのモダン茶房らしい飲み物は最後の一滴まで美味しかった。 和菓子気分を全力応援する街の和菓子屋、茶房つるや。インスタグラムで随時メニュー紹介してますのでぜひチェックしてみてください! 茶房つるや 住所:広島市中区袋町4-5 営業時間:11:00-19:00 (L.O. 18:30)、日、祝日11:00-18:30 (L.O. 18:00) 定休日:不定休 Tel: 082-245-2680

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うどん屋のステレオタイプを全て覆す、新感覚のハイセンスうどん屋、太閤うどん。[英語] ガラス張りの外観に打ちっぱなしのコンクリート壁、明るい木材のカウンターや真っ白なタイルの内装がお洒落なカフェを思わせる。うどん屋の定番であるきつねうどんや肉うどんはもちろん、カルボナーラうどんやカレーの名店nandiとのコラボうどん、キーマカレーうどんなど、現代風のアレンジうどんも豊富。牡蠣おじやうどんなど季節限定メニューもあって、今日は何があるかな?とワクワクさせてくれる。麺は全て手打ち、そして地産地消に積極的に参加してる太閤うどんでは産地や協力農園などの情報をメニューに載せるほどのこだわりっぷり。 本日は広島産の鶏肉と4種類のキノコが入った『とりとキノコのチャウダーうどん』をチョイス。 淡いみどりのネギや鮮やかな赤の食用花びらで飾られたスタイリッシュな器が目を引く完璧なビジュアルを誇るアレンジうどんが運ばれてくるとすぐ、目の前で削られるパルメザンチーズがひらひらと雪のように舞う。まろやかな生クリームをベースにしたスープに厚切りベーコンと鶏肉の出汁が加わり、絶妙な塩気を生み出す。ネギのシャキシャキ感、キノコの歯ごたえ、鶏肉の弾力、そしてうどんのつるっとしたもちっり感。一杯で4つの食感が美味しいハーモニーを作り、最後の一滴まで楽しませてくれる。昔ながらのうどん屋さんというイメージを変えようとして、洋食のお店に負けない現代に通用する美意識高い太閤うどんの店作りに感激して、さらにその本格的な味に感動。定番が食べたい人も、ちょっと変わった一杯にチャレンジしたい人もきっと喜ぶ、進化し続ける広島市にふさわしいうどん屋である。 太閤うどんの公式インスタグラム(@taikoudon.hiroshima)やホームページ、Facebookなどぜひチェックしてみてね!   太閤うどん 住所:広島市中区中町6-30 営業時間:11時~15時、17:30~22時 定休日:月末最終日(年末年始除く Tel: 082-258-3447  

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